先月、中国のカリスマ経営者である馬雲氏がアリババ責任者から退任するとの記事がでました。
退任後は英語の教師をするとのことですが、にわかには信じがたいものです。
アリババはe-コマースにおける最大の企業で資産価値50兆円といわれ、馬雲氏の個人資産は5兆円といわれる超カリスマですよね!

しかし、その後中国政府はアリババはじめ約100の民営企業に政務組織を駐在させるとの報道がありました。
ちょっと「きな臭い」話だなといぶかって調べてみると、ティンセントやレノボの創始者も時を同じくして退任していました。
これは、政府官僚による直接支配の始まりであるとの記事もありました。
現に、政府による介入で、アリババから利益を政府が取得しているそうです。
中国が民営企業のコントロール強化を急いでいる背景には、米中貿易戦争が89年の天安門事件以来最悪の危機を中国経済にもたらしていることが大きいといわれております。
中国のGDPは計画を下回り6%弱とのむ報道がありますが、中国の数値は信用できなく、旧ソ連と同様、偽装統計をしているのではないかと言われています。
もし、そうであるならば、中国は悪性インフレに陥る可能性が非常に高いといえます。
中国経済はすでに瀕死に直面しているため重要民間企業を抑え込んで国家に取り込もうとしているという、空恐ろしい説がまかり通っています。
トランプ大統領により仕掛けられた米中貿易戦争り結果いかんでは、とんでもない不景気が起こる可能性は否定できませんね!
そうならないことを期待しますが・・・
さて、話を馬雲氏に戻しましょう!
馬雲氏は、順調な人生を歩んできたわけではありません。
高校受験で2度失敗をしており、一度就職をしております。
しかしながら、就職活動で21社から不合格となったそうです。
特に、マクドナルドでは24名の就職希望に対し、馬雲氏のみが不合格だったそうです。
接客業であるからして、失礼ではありますが、外見上あり得るのかなとも勝手に解釈をしてしまいます。
こう立て続けに失敗ばかりしていると、普通の人間ならば、落ち込んで、引きこもりにでもなりそうなものですね!
そこでくじけないのが馬雲氏です。
運送会社に何とか就職しますが、一念発起して大学受験を目指しました。
ところが、またしても3回も受験に失敗したそうです。
何とか師範学校に入学し、卒業後は英語の先生になっております。
国際貿易が専門で、インターネットに着目し、e-コマースを始めました。
1999年設立の会社ですね。
ここからは、とんとん拍子で世界でも名だたる企業に育てあげました。
特に、ソフトバンクの孫正義氏との話は有名で、資金調達で日本に来て面談をしました。
2億円の融資を依頼したそうですが、孫氏は5分で20億円の融資を決定しました。
理由を聞かれると、目を見ればわかるとの回答だったそうです。
プレゼンテーションの巧みさと信念が伝わったのでしょうね!
もちろん、孫氏も打算があっての融資と思われ、その後ソフトバンクへ大きな利益還元があります。
中国ヤフーの買収など積極的な展開で、ソフトバンクとの関係も良好となり、馬雲氏は一時ソフトバンク役員にも名を連ねていました。
そういう馬雲氏の語録には色々参考になるものも多いですね!
言葉としてはわかっていても実行しているのですから説得力がありますね!
①「おかしい奴だと言われたら、すでに成功に近づいているということ」
新しいことを始めれば、非常識などの批判をする人が大半です。
批判されるということは誰もやったことがない、成功の見込みがないと勝手に思われていることですね。
②「僕らは楽観主義者だ。まず信じてからやってみる。多くの人は、やってみてから信じるのだけれど」
常に前向きに進めていくことが大切ですね。
③「どんなに困難が多くとも、誰かが解決法をみつけるでしょう。あなたが無理だと思っていても」
すぐあきらめるのは愚の骨頂ですね。
問題点は、誰かが必ず対応するものですね。
自分が一番乗りにならなければ意味がないよ。

非常に示唆に富んだ語録ですね。
信念をもって、新しいことに常にチャレンジしていくことが必要ということです!
自分の不遇を悲観するのではなく、ことの大小を問わず、前向きにすすめていくことが大切ですね!
と、わかっていてもできないのが人間です。
問題があったときなど、馬雲氏のような生き方を思いでしながら後ろ向きにならないようにしましょう!

また孫氏もまた立志伝中のひとりですね!
特に有名なのが、自動翻訳機をもちこんで、当時のシャープの佐々木専務に直談判し、1億円の融資に成功しています。
佐々木氏の紹介で大手銀行も融資を応じたとのことですが、孫氏という人を担保で融資してくれたという逸話もあります。

孫氏も馬雲氏も「人たらし」なのですね!
一つ間違えば「詐欺」にもつながるのですが、熱意が通じて成功をおさめたのですね!
その後、ソフトバンクは大ばくちを打ち、今日の地位を築いておりますが、肝の座った行動をとるものですね!
”心に刻むべし”

「石じいのはなし」その7「セレンディピティ」でも紹介しましたが、失敗は成功の元という意識をもって対処すると、そのうち幸運が現れます。
人間は失敗するもの、それを糧にいかに自分のものにしていくかを常に考えることが自己研鑽につながると思いますよ!
人生死ぬまで精進!!!

今回で「石じいのはなし」を終了することとなりました。
23回の長きに渡り、閲読していただいた方には深く感謝いたします。
またの機会があれば、どこかで違った形でしていきたいと思います。

謝謝!!!

by Hiroyoshi Ishii