現代生活の中でテレビは欠かせないものですよね!
年末年始、テレビを見ながら昔のことを思い出していました。
石じいの小学校低学年までは、テレビは無くラジオ放送を聞く程度の生活だったのですよ!
電気も普及しておりましたが、電化製品もあまりなく、ラジオ、白熱電灯くらいでした。
テレビは各家庭に無く、購入した家庭にお邪魔してみさせてもらうような状況でした。
ただし、それほどテレビ番組があるわけでは無く、ゴールデンタイム程度の時間しかなかったように記憶しています。
中でもよく覚えているのが、力道山全盛のプロレス中継や月光仮面でした。
月光仮面の撮影現場は16号線八王子の坂道で、通るたびここで撮影されたんだと感慨深くなったものです。
テレビが爆発的に普及したのは皇太子殿下(現天皇)の結婚のときでした。
もちろん白黒テレビでしたよ。
この当時、三種の神器と言えば、テレビ、洗濯機、冷蔵庫でした。
これらの製品と電気炊飯器が揃えば、世の中ひっくり返ったような生活となりましたね!
奥様の味方ですよね!
そして、カラーテレビの普及は東京オリンピックの頃でした。
目を丸くしてオリンピック中継を見ていたものです。
一時期はドラマ、バラエティや歌番組など数々の番組が盛んで、高い視聴率を獲得し、日中放映されている状況となりましたね!
しかし、最近はネットの普及でテレビ業界もかなり厳しい状況が出てきているようですね!
ここで、石じいが携わったフジテレビ本社の話をしましょう!
写真のようにフジテレビはお台場の本社が良く放映されますよね。

球形のドームのような変わった外観をしています。
フジテレビはサンケイグループの鹿内春雄氏が創設したテレビ局で、球形のドームは自宅にするのではとのうわさがありました。(現在は展望台)
鹿内家というとご夫人より美津子さんの方に親近感がありました。
旧姓は頼近美津子さんで、美人で、NHKのアナウンサーをされていた方です。
調べてみますとすでに鬼籍に入られており、道理で全くうわさを聞かないわけです。
そして、フジテレビ役員による社内クーデータで鹿内氏は追い出しされたようです。
その後、ライブドアのホリエモンによる文化放送買収問題で窮地に陥っており、いろいろ物議を醸しておりましたね!
文化放送の会社規模は小さいものの、親会社としてフジテレビの株式を有していたためこのような騒動となったのですね!
東京都のお台場開発に、フジテレビが現在の本社ビル移転することとなりました。
設計は丹下健三で、建設は鹿島建設でした。
石じいも鹿島建設の依頼でスタジオ建設の一部にかかわりました。
湾岸道路はできておりましたが、建物も何もない土地でしたよ!
モノレールの「ゆりかもめ」もできてなかったかな・・・
現場所長の話では、鹿島建設はフジテレビを含め3棟を1500億円で受注したと豪語しており、鹿島建設関東支店の1/3が集結した一大プロジェクトとのことでした。
建物には大小合わせ50室のスタジオがあったかと記憶しております。
そのうち、1階に大スタジオ(~400m2)が4室ほど併設して作られております。
ここで問題となったのが、各スタジオ運営に関して電波混信に関してです。
フジテレビの電波使用に関しては、総務省(当時は郵政省)より4つの周波数しか割り当てられていませんでした。(現在はわかりませんが・・・)
舞台裏のマイク付ヘッドセットを付けたAD(アシスタント・ディレクター)を見たことがあるかと思いますが、番組制作には各役割を持って4つの周波数を使用して進行指示を出すとのことでした。
しかし、各スタジオが同時に稼働すると、混信を起こしスムーズな運営ができないとのことで、各スタジオ間を電波遮断するような依頼があったのです。
それも、一般の建築資材を使った方法の提案をと・・・
難題で頭をかかえていたと記憶しております。
熊谷事業所に電波発信・受信装置が持ち込まれ、模擬電波遮断試験を実施して、何とか施工許可を得ることができました。
電波発信装置は500m離れた場所でもクリアに受信できる程強力なものでしたよ!
番組は時間をずらして制作すればよいのでは思いましたが、ご要望に沿うように大変な施工をしました。
その後、クレームも来ておりませんので、うまくいっているのかなと思っております。
また、その後関与しておりませんが二期工事で更に大きなスタジオも作っております。
他の放送局はこれほど大きなスタジオを有していないようで、フジテレビの意気込みが顕われていました。
しかし、近年他局に抜かれ、視聴率低下でスポンサー離れが起き、一時期経営状態が非常に悪い時期もあったようです。
経営改革を実施するとテレビなどでも漏れ聞こえておりましたが、最近の有価証券報告書によると持ち直したようですね!
ただし、従業員の給与が3年前くらいと比較するとかなり下がっていますので、労務費にも手をつけたようですね!(平均年齢が高くなっているのに3百万円程度ダウン)
ちなみに放送業界の給与は非常に高く、就職先としての人気が高いのも頷けますね!
フジテレビ以外はかなりの高額となっています。
NHKは分かりませんが・・・
平均給与が、大手企業の部長クラスに相当しますよ!
うらやましい限りです!!
しかしながら、YOUTUBEなどの登場により、昨今の若者のテレビ離れも叫ばれており、今後放送はどうなっていくのでしょうか・・・
また、テレビはハード面でもブラウン管、プラズマ、液晶そして有機ELテレビと変化してきており、どこまで行くのでしょうか・・・
液晶テレビが普及する以前に、シャープの商品開発部長が来社し、講演を行い、シャープは液晶にかけるんだと豪語しておりましたが、その通りになりました。
ただし、栄華も長く続かず、サムソンやLG電子に抜かれ、今や台湾企業の傘下に入ってしまいましたね!
NHKや電気メーカーが4K、8Kなどハードとソフト面で振興させようとしていますが、スマホでみるような若者にとっては意味がないような気もします。
正月は、何かなつかしさを感じつつ、昨今の技術を含めた世の中のスピードの速さに、ついていけない自分に年を取ったなと感じる次第でした。

By Hiroyoshi Ishii