石じいは、数年前から毎日散歩を楽しむようになりました。
当初は、自宅周辺で通ったことのないような道を選んで1日1万歩を目標に散策をしておりました。
日頃通らない道を歩いていると、小さな神社が数多くあることに気が付きました。
自宅から2km以内に4社見つけました。

調べてみますと熊谷市には約97の神社があるとのことです。
日本全国には、神宮、大社等の格上の神社含めて88,000社以上あるそうです。
ちなみに、県別の神社数では新潟県が最大で4,933社、兵庫県4,243社と続いており,埼玉県は2,174社です。
新潟県内では、上越市241社、長岡市219社、新潟市199社となっておりますよ!
1社1村が基準となっていることから、新潟県は人口の割に集落が非常多いと言えますね!
人口減少、高齢化が進行すると新潟県に“限界集落”が増大するとの報道等は納得いくところですね!
明治30年代以降には神社行政の合理化の大義名分で小規模神社を整理・統合が推進され、全国20万あった神社数が約12万減少して、現在9万社弱ですから、とてつもなく減少しています。
なお、神社数の最も少ない県は沖縄で22社しかないそうですよ!
沖縄は古来の琉球神道が中心で、日本に併合されて日が浅いためか国家神道が浸透せずに、神社数が少ないようです。
神社のルーツはヤシロ(社)と呼ばれ、神マツリのための場で神を迎える小屋が作られ、終われば取り払われる聖地のことだそうです。
マツリが終わると神は神界に戻るためマツリ以外に神社へ参拝することはなかったようです。
その後、ヤシロに宮が常設され、神社「じんじゃ」と呼ばれるようになったのは明治以降だそうですよ!
また、神社の近くに寺がよく見られますよね!
奈良時代には神社内に神宮寺が作られ、平安時代には日本の神と仏教の仏をそれぞれ結びつける説が唱えられました。
これにより、神社に仏像を置いたり、寺に鳥居を立てたりしていました。
また、神前で僧侶が読経も行っていたそうです。
しかし、明治政府の神道国教化により神仏分離令が発令されました。
要は、神道を政治に利用しようとしたのですね!
そして、多くの神社は国の管理下に置かれ、天皇家の祖先神とされる伊勢新宮を頂点に全国各地の神社がランク付けされました。
古代にも社格制度はあったのですが、再整備をしたものらしいですよ。
中央の神祇官が仕切っている神社を官弊社、国司が仕切っている神社は国弊社と呼び下位に位置づけております。
官弊社には京都府の賀茂神社、八坂神社があり、東京都では明治神宮、埼玉県では氷川神社などかあります。
新潟県は、都から遠いこともあり弥彦神社が国弊社としてか位置づけられておりません。
また、神仏分離令により、廃仏毀釈運動が起こり、貴重な仏像や経典などが破壊されたそうです。
この破壊行為はアフガニスタンでのタリバンによる石像破壊より激しいものだったそうです。
敗戦後、GHQによって政治と神道が分離され、国家神道は解体されました。
このような神社と寺の成り立ちがありますが、神社と寺の数はどちらが多いと思いますか?
寺の数は約8万寺弱と言われておりますから、神社数の方が多いのです。
また、神社には“ご神体”によりいろいろな種類がありますね。
稲荷社が19,800社、八幡社が14,800社、天神社が10,300社、八坂神社2,900社などです。
稲荷神社は奈良時代の創建と言われ、“稲の信仰神”として位置づけられて、“商売繁盛・産業隆盛の神”となったそうです。主に東日本に多い神社ですね!
天神社はご存知の菅原道真を神として崇める“御霊信仰”の一種です。
菅原道真の怨霊を鎮めるための神社から始まっているのですね!
主に西日本に多く、特に九州に多いのは太宰府天満宮の影響が多いようです。
“学問の神様、受験の神様”として有名ですね!
新潟県にも長岡天満宮がありますよね!
八坂神社は明治維新により社号と祭神を変更した神社です。
“疫病除け神”としての“スサノオノミコト”に変更されたのです。
熊谷の“うちわ祭り”は八坂神社(八木橋デパート近辺の星渓園横)の祭りですよ!
ところで、3・11東日本大震災による津波で多くの集落が根こそぎ破壊されていったわけですが、被災地の神社の多くが津波災害から免れていたそうです。
福島県新地町から南相馬市沿岸部までの84神社の内、被害を受けたのが17神社で、残り67神社が無事だったそうです。
17神社の多くは江戸時代以降に創建された比較的新しい神社もしくは移転してきた神社だったそうです。
無事であった67神社は、津波が神社の手前で止まったとのことです。
これらの神社は平安時代の貞観地震で今回と同様大津波で被害を受けた教訓で、被害を受けにくい安全な場所に神社が建立されたという説が有力です。
東日本大震災の際に、これらの神社は津波からの避難場所になったそうですよ!
先人の知恵だったのですが、江戸時代には過去の震災など忘れてしまったのでしょうね!
生活の便利さや、甘い考えが優先された結果でしょう!
最近、過去に前例がないという地震、台風、異常気象などの事象が多く発生しています。
甘い考えを持たずに対処することを考えなければなりませんね!!

by H.Ishii